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We Are All Alone/Boz Scaggs

名曲中の名曲であるこの曲は、1976年に発売された「Silk Degrees」の最後を飾る曲です。

1965年にデビューしたボズ・スッキャッグスは、1969年にスティーヴ・ミラー・バンドのファーストアルバムに参加したり、積極的な行動をするもヒット曲には恵まれなかった。R&B色が濃く泥臭い音楽を続けていたが、1976年に転機が訪れる。洗練されたサウンドのこのアルバムは全米で2位を記録する大ヒットとなった。

先に話したスティーヴ・ミラー・バンドもそうですが、彼と共演したミュージシャンは有名になっている事が多い。スティーヴ・ミラー・バンドを離れた彼は南部アメリカに戻り、ソロ・アルバムをレコーディングします。この時、無名のセッション・ギタリストをパートナーに選んだのですが、その男がこの後すぐにアメリカン・ロックを代表するギタリストとして、その名を知られることになるオールマン・ブラザース・バンドのデュアン・オールマンだった。

また、この名作「Silk Degrees」のセッション・ミュージシャンは後にTOTOを結成している。
まるで夢への通り道みたいだ!

お笑いタレントのいつもここからが言っていた事を思い出した。
地道なライブ活動を重ねているのに、なかなか有名になれなかった彼らは、知人の紹介でとあるアパートを借りた。そのアパートに住んだ芸人はみんな有名になっているそうです。漫画界のトキワ荘のようなアパートだったらしい。その後、見事に「悲しいとき~」で有名になった彼らは、後に青木さやかにその部屋を譲ったそうです。そして青木さやかもご存知の通り有名になった。

まぁ、そうは言ってもみんな実力を伴っていたに違いない。
だけど不思議な話だ。
実力はあるが有名になれないバンドやタレントは、きっと多々といると思う。
ちょっとした出会いが、いかに大切かを物語っている。

「We Are All Alone」みんなひとりぼっちと歌っているが、苦労を重ねた上での言葉なのだろう。
この名曲はきっとみんなから愛されるボズがあったからこそ生まれた名曲に違いない。
そう考えるとひとりぼっちの意味もきっと変わって来る筈なんだ!
そう考えて日々を大切に生きて行こうと思うミヤモーでした!
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