人気ブログランキング | 話題のタグを見る

後世に光を

ビートルズの曲で「A Day In The Life」という曲がある。
作詞・作曲はジョン・レノン、中間部にポール・マッカートニー、、更にオーケストラのスコアを書いたのが、プロデューサーであるジョージ・マーティン。後世に光を_f0091289_120330.jpg
後世に光を_f0091289_1215758.jpg
ジョンが新聞を読んでいるときにできた曲だと言われてる。
それを何故か急に思い出し、新聞を何日か読み続けた・・・
何もインスピレーションが沸かず、「何だかなぁ~」
と思っていたところに、
「森羅万象」という言葉だけ目に入って来た。
確か新聞の1面の、何か所感みたいなのを書いているところにだ・・・
辞書で調べてみると「宇宙に存在する一切のもの。あらゆる事物・現象」と書いてあった。

確かその新聞には原因と結果みたいな事を書いてあり、自分の存在のあり方には因果応報が・・・とか何かそんな感じの記事だった。
そこでまた確か「死神くん」にそんな巻があったなぁ・・・と思い出し読み返した。

子供の政彦が父親を包丁で左脇腹を刺す所からこの物語は始まる。
病院に運ばれた父は手術中に死神くんが話しかける。
手術中にびっくりする父(俊彦)は死神くんの存在を思い出す事になる。

30年前酒乱の父親が母親に乱暴をする。
見かねた俊彦は父親を刺す、幸い軽傷ですむ。
父を刺してしまった俊彦は自殺をはかるが未遂に終わる。
この時に死神くんに「命を粗末にするな」と忠告される。

手術中の俊彦の魂を抜き取り、死神くんはまたも忠告をする。
「これは因果応報だ、いずれあんたの息子もこの報いを受ける事になる」
俊彦は反論をする。「酒は飲まないし、妻や子供に暴力はふるわない、一流大学を出て、一流会社に勤めているんだ!どこが同じなんだ!」
叫ぶ俊彦に死神くんは「同じさ、あんた子供と寝た事はあるかい?お風呂に一緒に入った事はあるかい?勉強しろとしか会話をしなかったんじゃないのかい?」

愛情が無かったんだと死神くんに気付かされる・・・
8年前に死んだ俊彦の父親は成仏しきれてなかった。
魂になった父親は俊彦が刺したナイフが突き刺さったままであった。
「そのナイフを抜いてあげて過去の過ちを悔いあらためるんだ」
そう死神くんに言われ「すまん、痛かっただろう」と言いナイフを抜いてあげた。
父親はそれで始めて成仏出来た。
そして現在の息子政彦にどう接するかを父親として考えろと言い死神くんは消えた。

警察に捕まった政彦を父俊彦は呼んで、
「すまん俺が悪かった、政彦の人生は政彦のものだ。父さんの出る幕じゃないよな」
政彦はここで悔い改め因果を断ち切る。

それらを感じて作った曲です。1度だけライヴでやった!
良かったら読んで下さい。

「後世に光を」

通り過ぎた全ての時代に この生命(いのち)の因果がある
いつか夢で見たような素敵な未来には 重き荷を背負うように険しい
深い思いが縁覚の境涯を 森羅万象何かの手がかり
そして雄大な大自然の魂と 揺り動かされた心の法則

☆ やがて後世に光輝けば 僕らに意味はあるだろう
   遠きを思い 明日に向かう やがて数百年後に君を想うかのよう
   例えば邪悪に満ちても 君は立ち上がればいいだろう
   僕らも出来る事をしよう 例え困難であると分かっていても

誰の為の宇宙の形態も その全てに生命(いのち)の尊厳
そしてさまざまな試練にも立ち向かい 不滅の光彩を放って
どんな愛にも裏切りがあるのは 修羅のごとく欲望に落ちてく
それが自分自身の肉体的苦悩より 同苦しせて人との気遣おう

☆ 繰り返し

I could stand the pain,Yes is the answer
I could stand the pain,Love is・・・

☆ 繰り返し

通り過ぎた全ての時代に・・・


初めて詩が先行して出来た曲です。
ライヴでやった時はもちろん受けは無かったです。
こんな想いも伝えられるようにがんばろう・・・
by miyamoa | 2006-05-13 01:25 | kitakan