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WANDERLUST/Paul McCartney

WANDERLUST/Paul McCartney_f0091289_12323100.jpg俺が中学3年の時に発売されたポールのアルバムの中の1曲。
ポールが40歳の時のアルバムだ!
当時はポールがすごくおじさんに感じていたが、あと2年で俺も同じ歳になる。俺も歳を取ったと感じてしまう。
このアルバムは擦り切れる程聴きまくった!大好きなアルバムである。


ポールのソロとしては初の全英と全米でナンバーワンになったアルバムだ!
しかも日本でも1位になっている。
スティービー・ワンダーとのデュエット曲の「EBONY AND IVORY」は世界的にヒットした。
その他にも2曲シングルとして発表して、マイケル・ジャクソンのアルバム「スリラー」の第1弾シングル「ガール・イズ・マイン」にもデュエットで参加している。かなり当時のポールは積極的に活動をしていた。ジョンの死後2年間の沈黙を破っての事だった。

しかし俺はシングルのヒットも嬉しかったが、何故かこの記事のタイトルにもしている「WANDERLUST」という曲が大好きであった。ウィングス時代にレコーディングで使用したクルーザーの一隻の名称らしく、歌詞の中には「Captain」という言葉があり「導いておくれ」とか「輝いておくれ」とか言っている。高校へ進学する不安な気持ちからか、この曲を聴くと胸に詰まった気持ちが吹き飛ぶ感じがした。要は単に不安なだけである自分への慰めでもあった。

このアルバムはレコード屋で買ったのではなく、当時よく遊んでいたOちゃんから買った。
今ではこの曲を聴くとOちゃんを思い出す。洋楽がすごく好きで、よくレコードの貸し借りをしていた。
高校へは別々になってしまい、その後の付き合いは無い。
あんなに仲良く遊んでいたのに、高校へ入った途端に付き合いはなくなる。
不思議だった・・・
今でもその彼から貰ったデジタルの時計は大切にしている。
朝、目が覚めたら必ずその時計で時間を確認する。

あの頃、すごく楽しかった時間は果てる事は無いと思っていた。
たった1年間しか遊んでいないのに、今でも思い出せるくらい覚えている。
だけどいつ途切れたのかは思い出せない。
きっと他にもたくさん友達はいたし、後年の事まで考えてはいなかった。
また何処かで会えたらいいなと思う友達はたくさんいます。
これから出会う人達とは、こんな思いはしたくないですね・・・

~いったいどこで 僕は間違ってしまったのだろう 恋人よ
 どんなささいな罪を 僕は犯してしまったのだろう
 新たな旅立ちの日は いつがいいのだろう あぁ 旅への熱い想いよ~

「WANDERLUST」より